ヘアスタイルを決める時に、まず長さを決めることが多いです。
「お任せします」
と、いうご注文を聞くことが度々あるのですが、一概にお任せします、にしても、長さは相談で決めないことには始まりません。
ですが、長さによってもいろいろで、人によって耳の位置や目の位置、襟足の長さやおでこの生え際の形、様々なのです。
なので、長さ一つにしても、ただ短く切る、では、その人にとってやりにくい位置で切ってしまった、という結果にもなりかねないのです。
肩の位置や肩幅、首の長さによっても変わってきますし、首の長い人を短めのボブにするとポンッと頭だけ浮いたスタイルになってしまったりもします。
「何センチ切る」
じゃなく、この長さだからこれだけ切る、の方が言葉としてはスマートかもしれません。
顔の小さい人なら肩下でもロングに見えたりしますし、逆に顔の大きな人ならボブに見えたりもしちゃうわけです。
ですから、長さといっても一概に「何センチ」で同じようなスタイルになることはないのです。

「とにかく髪を伸ばしたいから切りたくないんです」
「ばっさり切ってください!」
等々、お客様が美容師に向けてよく言う言葉です。
伸ばしたい、切りたい、にせよ、一概に伸ばしたら良い、切ったら良いわけではありません。
髪の毛にもその人に合ったバランスがあるのです。
分かりやすく例を挙げると、世の低い人がマキシスカートを着るとどうしてもバランスが悪い、だけど背の高い人が着るとさらっと着こなせてしまう。
このバランスなのです。
髪も、その人の顔の形、長さ、身長等によって全体のバランスを変えてしまうのです。
一般的に美しいとされているのが黄金比。
顔の長さ1:髪の長さ1.618です。
それが一般的にバランスが良い長さですが、それも身長や体型、髪質にもよってきます。
髪の多い人は長い方が、密度がばらけて収まりやすいですし、逆に少ない人は短い方が、密度が増してボリュームがあるように見えます。
髪の多い人が「すいてほしい」と言いますが、根元の髪量は変わらないのにすくだけすくと、何ともバランスの悪い頭になってしまいます。
ヘアスタイルは、バランスが第一です

Copyright (C) 2010 美容室で作るヘアスタイル. All Rightrs Reserved.